エンディングノート見本の書き方と注意点
「エンディングノートの見本が見たい」と思って検索したものの、どの見本を参考にすればいいのか迷っていませんか?
ノートを買っても白紙のまま引き出しにしまい込んでしまうのは、よくある話です。
この記事では、項目ごとの具体的な記入見本を紹介しながら、書き方のコツと迷いやすいポイントを順を追って説明します。
エンディングノートの見本を見る前に押さえたい基本の考え方

見本を参考にする前に、まずエンディングノートがどんなものなのかをざっくり整理しておきましょう。
ここを押さえておくだけで、書くときの気持ちがだいぶ楽になりますよ。
エンディングノートと遺言書は役割が違う
「エンディングノートって、遺言書と同じものでは?」と思っている方もいるかもしれないですね。
実は、この2つはまったく別のものです。
遺言書は法的な効力を持つ書類で、財産の分け方など相続に関する意思を残すためのもの。
一方、エンディングノートには法的な効力はありません。
そのかわり、書き方に決まったルールがなく、自分の言葉で自由に書ける気軽さがあります。
入院したときに伝えてほしい連絡先、葬儀の希望、家族へのメッセージなど、遺言書ではカバーしきれない「自分の気持ちや情報」を残す場所。
それがエンディングノートの役割です。
見本通りに書かなくてもいい理由
見本があると「この通りに全部埋めなきゃ」と感じてしまいがちですよね。
でも、すべての項目を完璧に埋める必要はありません。
エンディングノートは自分のための備忘録であり、家族が困らないためのメモでもあります。
今の時点で書けるところだけ書いておいて、気が向いたときに書き足す。
それで十分です。
「途中まで書いた」という事実が、家族にとっての大きなヒントになることもあるんですよ。
見本つきで解説するエンディングノートの書き方5項目
ここからは、実際の記入イメージが浮かぶように、項目ごとの見本を紹介していきます。
自分に関係ありそうなところから目を通してみてくださいね。
基本情報の見本 - 名前・生年月日・緊急連絡先の書き方
最初に書いておきたいのが、自分の基本情報です。
見本としては、以下のようになります。
- 氏名:山田 花子
- 生年月日:1963年4月15日
- 本籍地:東京都新宿区○○町1-2-3
- 緊急連絡先:長女 山田 愛子 090-XXXX-XXXX
ここは迷わず書ける方が多いと思います。
ポイントは、緊急連絡先を「誰に」「どの番号で」連絡してほしいかをはっきり書いておくことです。
入院や急な手続きのときに、家族がすぐ動ける情報があるだけで安心感がまったく違います。
マイナンバーの保管場所も書いておくと、手続きのときに家族が慌てずに済みますよ。
資産と金融情報の見本 - どこまで書けば家族が困らないか
「口座番号やパスワードを書いて大丈夫?」と不安に思う方は少なくないですよね。
結論から言うと、金融機関名と支店名、口座の種類がわかれば、家族はそこから手続きを進められます。
見本は以下のような形です。
- ○○銀行 ○○支店 普通預金
- △△信用金庫 △△支店 定期預金
- ゆうちょ銀行 通常貯金
暗証番号をそのまま書くのが心配なら、「暗証番号のヒント:結婚記念日」のようにヒントだけ残す方法もあります。
大事なのは「どの金融機関に口座があるか」を家族が把握できること。
口座の存在自体を知らなければ、手続きのしようがないからです。
デジタル関連の見本 - スマホのパスワードや月額サービスの残し方
意外と見落としがちなのが、スマホやパソコンに関する情報です。
今の時代、動画配信や音楽アプリなど毎月お金がかかるサービスを使っている方は多いと思います。
見本を挙げると、こうした項目を書いておくと家族が助かります。
- スマホのロック解除:数字4桁、ヒントは「自宅の郵便番号の下4桁」
- 月額サービス:動画配信○○(月980円)、音楽アプリ△△(月480円)
- 重要なアカウント:メールアドレス ○○@gmail.com
スマホの中身が開けないと、連絡先も写真もサービスの解約もできなくなってしまいます。
ロック解除のヒントだけでも残しておくと、家族の負担がぐっと軽くなりますよ。
医療・介護の希望とメッセージの見本例

ここでは、少しデリケートな項目について触れていきます。
書きにくいと感じる方も多い部分ですが、見本があると「こう書けばいいのか」とイメージが掴みやすくなるはずです。
延命治療や介護の希望はどう書くと伝わりやすいか
医療や介護の希望は、自分の言葉で率直に書くのが一番伝わります。
見本としてはこのような書き方があります。
- 延命治療について:回復の見込みがないと判断されたら、延命治療は希望しません
- 介護について:できるだけ自宅で過ごしたいですが、家族の負担が大きくなるなら施設も考えてもらって構いません
「こうしてほしい」だけでなく、「こういう場合はこうしてもいい」と幅を持たせて書いておくと、家族が判断しやすくなります。
正解はないので、今の気持ちをそのまま書いておけば大丈夫です。
気持ちが変わったら、あとから書き直したら問題ありません。
家族へのメッセージ欄で迷ったときの見本フレーズ
「何を書けばいいかわからない」と一番悩むのが、メッセージ欄ではないでしょうか。
かしこまった文章にしなくて大丈夫です。
普段は口に出せない感謝や、ちょっとした思い出を書くだけで、受け取った家族にとっては宝物になります。
見本フレーズをいくつか挙げてみますね。
- 「いつも気にかけてくれてありがとう。あなたがいてくれたから楽しい毎日でした」
- 「ケンカもしたけど、あなたと家族になれてよかったと思っています」
- 「孫の○○ちゃんが笑うと、いつも元気をもらっていました。ありがとう」
上手に書こうとしなくていいんです。
自分の言葉で書いたメッセージが、一番心に届きます。
見本を参考にしても書けないときに試したい3つの工夫
見本を見ても「いざ書こうとするとペンが止まる」ということはありますよね。
そんなときに試してほしい、ちょっとしたコツを紹介します。
まず1項目だけ埋めてみるハードルの下げ方
最初から全部書こうとすると、気が重くなって当然です。
まずは一番書きやすい項目を1つだけ埋めてみてください。
おすすめは「名前」と「緊急連絡先」。
ここは迷わず書けるので、ペンを動かすきっかけになります。
1つ書けると「次も書いてみようかな」という気持ちが自然と出てきます。
完璧を目指さないのが、長続きの秘訣です。
書けたところだけでも、十分価値があります。
手書きかアプリか迷ったときの判断基準
紙のノートとアプリ、どちらがいいか迷う方も多いと思います。
手書きのよさは「ペンで書く安心感」と「すぐに手元で開ける」こと。
一方で、書き直しや更新がしにくいのが難点です。
アプリなら修正が簡単で、情報を整理しやすいのが魅力ですね。
ただし、気をつけたいのが、個人情報の保存先です。
インターネット上に個人情報が送られるアプリだと、情報漏洩のリスクがゼロではありません。
モシモのエンディングノートなら、すべてのデータがスマホやパソコンの中だけに保存されるので、ネットに情報が出る心配がありません。
ログインも不要で、開いたらすぐ書き始められますよ。
エンディングノートの見本を手がかりに今日できる小さな一歩
エンディングノートの見本を項目ごとに見てきました。
基本情報、資産、デジタル関連、医療の希望、家族へのメッセージ。
全部を一度に書く必要はありません。
名前と緊急連絡先だけでも書いておけば、それは家族にとって大きな助けになります。
手書きが合う方はノートを、スマホで手軽に始めたい方はモシモのエンディングノートを試してみてください。
PDFで印刷もできるので、紙で手元に残しておくこともできます。
「見本を見た今日」が、始めるのにちょうどいいタイミングです。
まずは1つの項目を埋めてみることから始めてみませんか?
