生前整理のやることリスト完全版|優先順位つきで解説|今日から始める一歩
「生前整理、そろそろ始めたほうがいいかな」と思いながら、何から手をつければいいか分からなくて、結局そのままになっている。
そんな経験はありませんか?
やることが多すぎると感じてしまい、なかなか動き出せないという方も少なくないでしょう。
しかし、やることをリストにして「カテゴリ別に少しずつ」進めていくと、思っていたより気持ちが楽になります。
この記事では、生前整理でやることを5つのカテゴリに分けて整理し、実際に進めるときのコツまで、順を追ってご紹介します。
生前整理のやることリストを作る前に知っておきたいこと

リストを作り始める前に、まずは「生前整理ってそもそも何?」という部分を整理しておきましょう。
ここをはっきりさせておくと、あとで「何を書けばいいか分からない」という迷いがぐっと減ります。
生前整理と遺品整理はどう違う?
生前整理とは、自分が元気なうちに、自分の意思で「モノ・お金・情報・気持ち」を整えておくことです。
亡くなった後に家族が行う「遺品整理」とは、主体が異なります。
遺品整理は残された家族が行うもので、時間的にも精神的にも大きな負担がかかります。
一方、生前整理は自分でペースを決めながら進められるのが大きな違いです。
「これは捨てていい」「これは誰に渡したい」という意思を、自分の言葉で残しておけるのが、生前整理の一番の価値だと考えられます。
実際に内閣府の調査では、終活に関心を持つ人の割合は60代以上で約7割にのぼるというデータもあります。
「縁起でもない」と思わず、むしろ家族への思いやりとして捉えてみましょう。
生前整理を始めるのに「早すぎる」はない
「まだ若いから」「元気なうちは考えなくていい」と思っていませんか?
実は、生前整理は40代・50代から始める方が増えています。
早めに始めることで、時間をかけてじっくり整理できますし、急いでいないぶん、気持ちに余裕を持って向き合えます。
また、スマホやパソコンの中に大切な情報が増えている今の時代、若い世代ほどデジタル関係の整理が必要になってきています。
「まだ早い」ではなく、「今が始めどき」と考えてみてください。
一度始めてしまえば、あとは少しずつ更新していくだけです。
生前整理でやることを5つのカテゴリに分けて整理しよう
やることを「全部まとめて考えよう」とすると、どこから手をつけていいか分からなくなりがちです。
カテゴリに分けて、一つひとつ確認していくと、ぐっと取り組みやすくなります。
まず手をつけたい「モノの整理」と「書類の整理」
生前整理の中で、最初に取りかかりやすいのがモノの整理です。
衣類・食器・本・家具など、日常的に目に入るものから「使っているもの」「使っていないもの」に分けていきましょう。
全部一度にやろうとせず、まず押し入れ一段、引き出し一つ、という小さな単位から始めるのがコツです。
書類の整理も、早めに手をつけたい項目のひとつです。
保険証券、通帳、権利書、年金関係の書類など、いざというときに家族が探し回ることになる書類を、ひとつのファイルにまとめておくだけで十分です。
「どこにあるか分かるようにしておく」だけでも、家族の負担がかなり変わります。
見落としがちなデジタル機器とネット上のアカウント
生前整理の中で、意外と後回しになりやすいのがデジタル関係の整理です。
- スマホやパソコンのロックを解除するための番号や方法
- よく使うサービスのアカウント情報
- 毎月自動で引き落とされている動画配信や音楽アプリなどの月額サービスの一覧
これらは、本人がいないと家族にはまったく分からないことが多いです。
特に月額サービスは、亡くなった後も気づかれないまま引き落とされ続けるケースが少なくありません。
「自分のスマホの中に何が入っているか」を書き出しておくだけで、家族の手間と費用を大きく減らせます。
難しく考えず、「家族に伝えておきたいデジタルの情報」という視点で整理してみてください。
お金・資産・保険の情報をひとつにまとめる
銀行口座、証券口座、生命保険、不動産など、お金に関わる情報は特に大切です。
口座の存在を家族が知らないまま放置されると、最終的に国に帰属してしまうケースもあります。
「全財産を公開する」というよりも、「どこに何があるか分かるようにしておく」という感覚で整理してみましょう。
金融機関の名前と口座の種類、保険会社の名前と証券番号の保管場所、これだけでも書き残しておくと、家族がとても助かります。
難しい手続きの知識より、「情報の在りか」を伝えておくことが、生前整理のお金まわりでいちばん大事なポイントです。
やることリストを実際に進めるときのコツと順番

リストが作れたら、次は「どのように進めるか」が大事になってきます。
焦らず、無理なく続けるための考え方を把握しておきましょう。
全部一度にやろうとしないための「小分け」の考え方
生前整理を途中でやめてしまう一番の原因は、「全部一気にやろうとすること」だと考えられます。
1日でリビングを全部片付けようとすると、体も気持ちも疲れてしまいます。
「今日はこの引き出しだけ」「今週は保険の書類を探す」というように、小さく区切って進めるのが長続きのコツです。
週に1〜2時間、1カ月続けるだけでも、かなりの量が整理できます。
「完璧にやり切る」より「少しずつ進んでいる」という感覚を大切にしてみてください。
それだけで、生前整理はぐっと続けやすくなりますよ。
家族に伝えておくべき情報とエンディングノートの活用
整理した情報を「どこかに書いておく」という作業も、生前整理の大切な一部です。
口頭で伝えるだけでは、家族が忘れてしまうこともありますし、いざというときに思い出せないこともあります。
エンディングノートは、そのための記録場所として使えます。
個人情報を書き残すことに不安を感じる方には、スマホやパソコンの中だけに保存できるモシモのエンディングノートが役に立つかもしれません。
ネット上に情報が送られることなく、ログインも不要で、書き始めるまでの手間がほとんどかかりません。
「紙に書くのは怖い、でもどこかに残しておきたい」という方にとって、使いやすい選択肢のひとつです。
定期的に見直す習慣をつけると安心感が続く
生前整理は、一度やって終わりではありません。
銀行口座が増えたり、引っ越しをしたり、月額サービスが変わったりするたびに、内容が古くなっていきます。
年に1〜2回、誕生日や年末年始などのタイミングで見直す習慣をつけると、常に最新の状態を保てます。
「完璧に完成させること」より「更新し続けること」の方が、実は大切です。
見直しのたびに「ちゃんと備えている」という安心感が積み重なっていきます。
生前整理のやることリストに関するよくある質問
ここでは、生前整理を始めようとしたときによく浮かぶ疑問と、その答えをご紹介します。
「自分の場合はどうすればいい?」と迷ったときの参考にしてみてください。
生前整理は何歳から始めるのがいい?
決まった年齢はありません。
しかし、終活に関する調査では、50代から始めた方の多くが「もっと早く始めればよかった」と感じているというデータがあります。
モノの整理は体力があるうちの方が楽ですし、デジタル関係の整理は、自分でスマホを操作できる今のうちに済ませておく方が安心です。
「気になり始めたとき」が、始めどきと考えるとよいでしょう。
生前整理とエンディングノートはどう使い分ければいい?
生前整理は「行動」、エンディングノートは「記録」です。
モノを捨てたり書類をまとめたりするのが生前整理で、その結果や大切な情報を書き残しておく場所がエンディングノートです。
両方をセットで進めると、整理した内容がきちんと家族に伝わります。
エンディングノートは法的な効力はありませんが、家族が迷わないための「手がかり」として非常に役に立ちます。
デジタル機器の中身はどこまで整理すればいい?
「全部消す」必要はありません。
家族に伝えておくべき情報を書き残すことが目的なので、まずはスマホのロック解除の方法、よく使うサービスのアカウント、毎月引き落とされている月額サービスの一覧、この3つから始めると整理しやすいです。
写真や動画などの思い出のデータは、「残したいか・消したいか」を自分で決めておくだけでも十分です。
完璧を目指さず、「家族が困らない最低限の情報」を意識して進めてみてください。
生前整理を家族に反対されたらどうする?
「縁起でもない」と言われることは、実際によくあります。
そのときは、「自分のためではなく、家族の負担を減らしたい」という気持ちを伝えてみてください。
遺品整理の費用は平均で30〜50万円かかるとも言われており、精神的な負担も含めると、家族への影響はかなり大きいです。
「準備しておくこと」がどれだけ家族の助けになるかを、具体的に話してみると理解してもらいやすくなります。
無理に一度で説得しようとせず、少しずつ話題にしていくのがいいかもしれません。
生前整理のやることリストは「今日の小さな一歩」から始められる
モノの整理、書類の整理、デジタル関係の整理、お金まわりの情報整理、そして家族へのメッセージ。
この5つを少しずつ進めていくだけで、「万が一のときに家族が困らない状態」にかなり近づけます。
大切なのは、完璧にやり切ることではなく、今日できる小さな一歩を踏み出すこと。
引き出し一つを片付けるだけでも、書類の保管場所をメモするだけでも、立派な生前整理の第一歩です。
整理した情報を書き残す場所として、モシモのエンディングノートも選択肢のひとつとして試してみてください。
ログイン不要で、スマホやパソコンの中だけに情報が保存されるので、「ネットに上げるのは不安」という方でも安心して使えます。
今日できることから、ひとつずつ。
それだけで、気持ちはずいぶん楽になりますよ。
